先日、日本発達障害ネットワーク第4回年次大会に行ってきた。そこで、就労支援の現状と課題という講演を聞いた。それによると、発達障害者の青年期の状態像は学校卒業までにどのような支援を受けたかによって大きく変化する。 就職に特別な支援を必要としない者 療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の対象となる者 就職にあたって特別な支援が必要と考えられるが、現状では手帳の対象外の者 すべてのケースにおいて困難はあると思うが、特に問題となるのは3つ目のケースだろう。 これについては、「職業リハビリテーション」の対象となるとのこと。しかし、職業リハビリテーション(以下、職リハ)にたどり着くまでには時間がかかることが多い。 まず、障害受容の問題がある。 発達過程において診断名が変わったり、IQが変わったりする。二次障害が出ることもある。特にIQは実年齢との比較であるため、年齢とともに下がる場合が多い。 また、障害特