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ブックマーク / rootport.hateblo.jp (4)

  • 「放射脳」を笑ってどーすんの? - デマこい!

    現代日において「冷静であること」は至上の価値と見なされ、成熟した人間の最低条件だとされがちだ。パニックに陥ることは忌むべき幼稚な行為だと断罪される。とくに3.11の震災以降は、その傾向が強くなったと感じる。短絡的な恐怖に取り憑かれるあまりパニックに陥り、放射能汚染のリスクを過大評価する人は、「放射脳」と呼ばれて蔑みと嘲笑になる。それが今の日だ。 冷静であるほどいいし、みんなが「安全だ」と言っているものに対しては、心をひとつにして安全だと信じるのが成熟した判断だ──。今の日では、このような価値観がマジョリティの支持を得ている。 ところが、である。 震災当時、釜石市では小中学生の生存率が奇跡的に高かった。その理由は、津波のときは「てんでんこ」に逃げろという教えがあったからだそうだ。「てんでんこ」とは、「てんでばらばらに」とか、「各自の判断で」といった意味だという。周囲の反応をうかがって冷

    「放射脳」を笑ってどーすんの? - デマこい!
  • 社畜の異常な愛情/または日本人は如何にしてラクするのを止めて労働を愛するようになったか - デマこい!

    マイケル・サンデルによれば、アメリカ人は「失敗に報酬が支払われること」を許しがたい不正義だと感じるらしい。比べて日人はどうだろう? 「労働せずにカネを得ること」にやたらと厳しい……という印象を私は感じる。右派と左派、保守とリベラルを問わず、「働かざるものうべからず」と主張する。 ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業(上) 作者: マイケルサンデル,Michael J. Sandel,NHK「ハーバード白熱教室」制作チーム,小林正弥,杉田晶子出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2010/10/22メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 25人 クリック: 151回この商品を含むブログ (56件) を見る これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学 作者: マイケル・サンデル,Michael J. Sandel,鬼澤忍出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2010/

    社畜の異常な愛情/または日本人は如何にしてラクするのを止めて労働を愛するようになったか - デマこい!
    umeten
    umeten 2013/02/05
    私は日本を変えられないし、日本人は変わらないだろう。世の中は、かんたんには変わらない。変えられるのは、死だけだ。
  • ニートが揺るがす「勤労」の幻想/無職たちは合法的略奪を目指す - デマこい!

    「うちの息子が、いい年こいてまともな仕事についてなくて……」 大人の集まる飲み会では、必ずこういう愚痴を耳にする。 ニートや非正規雇用者の数はうなぎ登りに増えていて、すでに「ニュースの向こう側の世界」の出来事ではない。あなたの家族・親戚にも、一人ぐらいは「まともに働かない大人」がいるはずだ。もしかしたら、あなた自身がそういう立場かも知れない。私たちはすでにこの問題の当事者だ。 このことを考えれば、イギリスの暴動は私たちにとって対岸の火事ではない。ロンドンで暴動を起こしたのは無職の若者たちだった。彼らは「打ちこわし」という違法な手段を使って略奪に走った。「無職」かつ「不良」な人間が一定数を超えると、あのような犯罪が起こる。しかし日で増えているのは、無職かつ「善良」な人々だ。そういう人たちは違法行為には手を染めない。合法的な略奪を狙う。 そもそも「勤労」という概念は、産業革命によって生まれた

  • 過剰サービスの国 - デマこい!

    沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇(上) (新潮文庫) 作者: 山崎豊子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2001/11/28メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 181回この商品を含むブログ (224件) を見る 飛行機に乗ったときにいつも感動するのは、フライトアテンダントのサービスの良さだ。日の航空会社は、たしかにホスピタリティでは群を抜いてるかもしれない。「スタバ並みに丁寧な接客だよなぁ」と感心して、ふと気づいた。 逆だろ、逆! 日ではスタバやマックのバイトたちが、フライトアテンダント並みに丁寧な接客をしているのだ。 ※とは言うものの比較対象は少ない。たとえば先日の訪英で、私は地下鉄の車内で猛烈な腹痛に襲われた。昼間のビッグ・ベンをカメラに納めるため、カムデンタウン駅からウエストミンスター駅へ向かっている最中だった。こりゃいかん、とエンバンクメント駅で途中下車、駅から出てすぐのスタ

    過剰サービスの国 - デマこい!
    umeten
    umeten 2012/03/31
    根っからの保守主義国家で「私たちひとりひとりが~」なんて、夢物語でしかない
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