以前内藤朝雄さんの『いじめの構造』を読んで大変感銘を受けた。今回の内藤さんと荻上チキさんの『いじめの直し方』は、小中学生に配慮した文体であるにもかかわらず、その内容は重厚かつ大人にこそ読まれるべきだと感じた。 いじめの直し方 作者: 内藤朝雄,荻上チキ出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2010/03/19メディア: 単行本購入: 40人 クリック: 800回この商品を含むブログ (20件) を見るいじめの構造―なぜ人が怪物になるのか (講談社現代新書) 作者: 内藤朝雄出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/03/19メディア: 新書購入: 37人 クリック: 550回この商品を含むブログ (71件) を見る 本書の主張はシンプルだ。「いじめは社会構造が原因。いじめの解決には、精神論ではなく政策論で対抗すべき」ということ。もちろん子供向けの著作であるから、政策云々について触れ
![いじめと社会構造について - 断想録](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/038ce3662ec3e60394643db3d9b6f73831ef7587/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimages-fe.ssl-images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51GB1yQATHL._SL160_.jpg)