事件の真相は明らかになるのか。7年前に島根県の女子大学生平岡都(みやこ)さん(当時19)の切断された遺体が見つかった事件で、発見直後に交通事故死した男が関与した疑いが浮上した。平岡さんを知る人たちは、癒えない悲しみや悔しさを抱えつつ捜査の進展を見守っている。 被害者の平岡さんは、事件当時、島根県立大(同県浜田市)総合政策学部に通い、ボランティアサークルで活発に活動していた。平岡さんが半年近く過ごした県立大の浜田キャンパスは17日、人影はまばら。部活のためにいた2年生の男子学生(19)は「解決への動きが出たのはうれしいが、関与した疑いのある男が今ごろ浮上したのは不思議に思う」と話した。 当時、県立大の3年生だった会社員の男性(28)は朝のテレビニュースに接し、戸惑いを覚えたという。「なぜあの子が殺されたのか。あれだけ地域を騒がせ、学校全体が喪に服する状態にまでなったのに、答えがないまま終わっ
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