21日午後3時50分ごろ、北海道北見市のJR石北線愛し野駅構内で、線路内にいた男性が旭川発網走行き特急大雪1号(4両編成)にはねられ、死亡した。列車の乗客乗員計25人にけがはなかった。 北見署によると、愛し野駅は無人駅で、運転士は「通過しようとしたが、カメラを持った男性が線路内にいて、急ブレーキをかけた」と説明。署は男性が列車を撮影しようと立ち入った可能性があるとみて調べている。男性の所持品にはカメラの他、北見市の70代男性の免許証があり、身元の確認を急ぐ。 JR北海道によると、特急大雪は今月4日のダイヤ改正に伴い、旭川-網走で運行を開始。札幌と網走を結んだ夜行急行大雪が1992年に廃止されて以来、25年ぶりに復活した列車名で、多くの鉄道ファンが撮影のため沿線を訪れていた。