熊本県水俣市議会では、車いすを使う議員が、議場の自分の席に取り付けられた棚に足がひっかかってしまうとして棚を撤去するよう2年以上にわたって求めてきましたが、市議会はこのほど必要な工事を行い、棚を取り外せるようにしました。 半身不随のため、車いすを使っている水俣市議会の杉迫一樹議員は、議場が新しくなった2021年12月以降、自分の席の内側に取り付けられている書類などを置く棚が足にひっかかるようになりました。 杉迫さんは足に感覚が無く、長時間、足が棚に当たり、圧迫されることで床ずれを引き起こすおそれがあるとして、棚を取り外すなど、合理的配慮に基づいた対応を議会に求めてきました。 市議会の委員会の議論では「何が不自由なのか分からない」などと異論が出て、要望はこれまで実現してきませんでした。 こうした中、対応を一任されていた岩村龍男議長が15日の代表者会議で、杉迫議員の席で棚を取り外せるよう工事を
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