■同じにおいのするチーム同士の対戦 天皇誕生日(12月23日)に開催される天皇杯。早いもので今大会も残り3日である。この良き日に、どの会場で観戦すべきか。あらためて準々決勝4試合のカードを見てみたい。 浦和レッズ対ジュビロ磐田(埼玉S) 鹿島アントラーズ対清水エスパルス(熊本県) ガンバ大阪対横浜F・マリノス(神戸ユ) ヴァンフォーレ甲府対コンサドーレ札幌(ユアスタ) 実のところ、決断には2秒もかからなかった。唯一、天皇杯を掲げたことのないチーム同士の対戦、仙台で行われる甲府対札幌である。甲府は1998年と2000年のベスト16が最高で、ベスト8進出は今回が初めて。札幌の8強入りは2年ぶりのことだが、どちらが勝ってもベスト4は未体験ゾーンとなる。 例年になく、順当勝ちが続いている今年の天皇杯。優勝経験を持ったチームには、いずれもタイトルへの強い思い入れとモチベーションが感じられ