「なぜ売れているのか、とよく聞かれますが、『面白いから』ということしかない。新しい書き手を発掘しつづけてきた。同時代的な書き手が同時代的な読者に向けて書き続けている。それがヒットの原動力」 今月15日に創立20周年を迎え、ライトノベルのシリーズ「電撃文庫」などが好調な出版社アスキー・メディアワークスの塚田正晃社長(51)がインタビューに応じ、こう語った。電撃文庫は中学高校生が読者の中心。「万人受けを狙わずにきたのが好調の要因。若い世代にターゲットを絞って20年やってきた」 10代に支持され続けてきた一方で、年を重ねた読者も離れなかった。「会社創立時に15歳だった読者が35歳。読者層に広がりが出てきた」。そこで、3年前、大人にも楽しめるものをと始めたのがメディアワークス文庫。『ビブリア古書堂の事件手帖(てちょう)』シリーズは計約300万部のベストセラーになった。 「若者中心だと50万、60万
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