昭和自動車(佐賀県唐津市)が、佐賀県内で運行する路線バスの26路線の再編を検討している。同社ではバス運転手の3割以上が60歳を超えており、若手の免許保有者の補充も見込みにくい。人口が減り人手が不足するなかで、公共交通の維持に必要なものは何か。金子隆晴社長に聞いた。――路線見直しを県などに申し入れた背景は。「一番の問題は運転手の人手だ。当社は62歳を定年にしているが、それを超えて再雇用などで働
長崎県の五島列島と長崎市や佐世保市を結ぶ旅客船を運航する五島産業汽船(長崎県新上五島町)は4日、野口順治社長が長崎市内で会見し、破産を申し立てる方針を明らかにした。負債総額は関連会社を含めて推計21億円。2015年に新規参入した佐世保~有川路線の採算が悪化し、収益を圧迫していたことが響いた。同社は九州本土と五島列島の全4航路を休廃止する届け出を1日までに九州運輸局に提出している。経営破綻の直接
「茶のしずく石鹸(せっけん)」の旧製品で小麦アレルギーを発症したとして、東京、大阪、福岡などの被害者計535人が20日、せっけん製造・販売の悠香(福岡県大野城市)など3社を相手取り、製造物責任法(PL法)に基づく損害賠償を求める訴えを全国15地裁・支部に起こした。損害賠償額は原告1人当たり462万~1500万円で、請求総額は約70億4600万円に上る。茶のしずく石鹸はシミに悩む女性を中心に、主
政府が東京電力・福島第1原子力発電所が「冷温停止状態に達した」と宣言した。放射性物質の大量放出や拡散を防ぐ措置は一段落したとして、今後は事故の最終処理に注力するという意思表示だ。 しかし、日本は事故で大きく動揺した電力供給の安定回復というもう一つのカベも長期戦で乗り越える必要がある。2012年はその端緒が動き出す年になるかも知れない。経済人や学者らで構成する日本創成会議(座長:増田寛也・東大大学院客員教授、元総務相)は、長年孤立してきた日本の電力網(グリッド)を外国と相互接続し、国境を越えて電力を融通しあう仕組みを提唱。手始めに、韓国との間で双方のグリッドをつなぐ海底ケーブルを敷設する計画だ。 年明けにも韓国側との協議入りを目指し、2020年をめどに実現するという。将来はオーストラリアや東南アジア諸国連合(ASEAN)を含むより広域で多国間の「スーパーグリッド」に発展させ、太陽光や風力発電
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