印刷 ノルウェーで22日に起きた連続テロ事件で逮捕されたアンネシュ・ブレイビク容疑者(32)の勾留延長を判断する審理が25日、オスロの裁判所で開かれた。容疑者は「(事件は)欧州をイスラムの支配から救うためだった」などと述べ、無罪を主張。裁判所は8週間の勾留延長を決定した。 審理後に記者会見した判事によると、容疑者は犯行事実は認めながらも「国民に強烈なシグナルを送るためだった」と主張。与党・労働党の青年集会を襲ったことについては「労働党はイスラム教徒を大量輸入している」と述べ、移民に対して比較的寛容な政策をとってきた政府を批判した。 「自分の組織にはあと二つの細胞がある」と、共犯の存在も示唆したという。 容疑者は審理の公開と、何らかの「制服」を着用しての出廷を求めていたが、裁判所は非公開で審理。制服着用も認めなかった。 ■犠牲者は76人 一方、ノルウェー警察は25日、オスロでの爆弾