政府の原子力災害現地対策本部は21日、福島県南相馬市の4地区59世帯に関し、年間被ばく線量が局所的に20ミリシーベルトを超える恐れが高い「ホットスポット」に当たるとして、特定避難勧奨地点に指定した。同県伊達市内4地区113世帯に続いて2例目。59世帯中50世帯は、原発事故に伴う緊急時避難準備区域内にある。政府は同区域解除を目指して8月中にも自治体との協議を始める意向だが、解除後も高線量で帰宅できないケースが出てきそうだ。 指定されたのは、南相馬市鹿島区橲原(じさばら)地区1世帯▽原町区大谷(おおがい)地区14世帯▽同区大原地区21世帯▽同区高倉(たかのくら)地区23世帯。対策本部は6月にこれらの地区112世帯で大気中の放射線量を測定。年間20ミリシーベルトを超えるとみられる毎時3.2マイクロシーベルト以上の数値を示した25世帯と、妊婦や小学生以下の子供がいて近くに高線量世帯があったり高線量
中部電力は22日、東海地震に備えて新設を予定している浜岡原発(静岡県御前崎市)の防潮堤を、従来計画より6メートル高い18メートルとする新たな津波対策を発表した。長さは約1.6キロで、工事費は約1000億円。来年12月の完成を目指す。 政府の要請で浜岡原発が全面停止して2カ月余り。原発の安全性を高め、地元自治体などに早期再開への理解を求めるのが狙い。今後、関係自治体に対策を説明する。 東日本大震災後、中部電は12メートル以上の防潮堤を設置する緊急対策を決めたが、福島第1原発に到達した津波が約15メートルだったことを考慮して上乗せした。浜岡原発前には高さ約10~15メートルの砂丘があり、従来、防潮堤はなかった。 津波が防潮堤を越えて敷地内に海水が流れ込む事態も想定。現状では、原子炉を冷却するための海水をくみ上げるポンプは屋外に設置されているが、新たに防水構造の建屋を建設し、建屋内に代替ポンプ2
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く