2012年05月31日09:00 ファクター・リターン カテゴリクオンツ行動ファイナンス 一般的に株式売買でのリターンは、 前日比対数変動率の自然対数Log（本日終値÷前日終値） エクセルでやるとLN（本日終値÷前日終値）や 前日比変化率（（本日終値－前日終値 ）÷前日終値 ）×100 などのトータルリターンを見る事が多いです、特に個人は。 特に個人投資家はトータルリターンのみで強いとか弱いとか判断し、証券会社等に提供されている情報もトータルリターンのみで、その情報に心理的に縛られやすいといえます、以下参考。 http://ja.wikipedia.org/wiki/ヒューリスティクス検索容易性が判断に及ぼす影響（1）　※PDF対して、機関投資家やヘッジファンドは独自且つ綿密に分析、リターンをそれぞれのファクターリターンに分解しています、これの残った部分のスペシフィック（固有の）リターンを

2012年03月06日09:00 改訂新版 藤巻健史の実践･金融マーケット集中講義 カテゴリ金融市場 ［改訂新版］藤巻健史の実践・金融マーケット集中講義 評判の高かった前著、藤巻健史の実践・金融マーケット集中講義の改訂新版が出ます。 元モルガン銀行東京支店長らしからぬフランクな語り口のセミナーを書き起こした本で読みやすいです。 藤巻氏は２０００年の高額納税者番付の２９位にランクインしており正真正銘の本物 。 売買方法はマクロトレーディング（グローバルマクロ戦略）で、ソロス氏のアドバイザー経験もある。 本書にも記述があるが、チャート嫌いでもあり、ジム・ロジャーズ氏の格言にある「金持ちの罫線屋には会ったことがないね。もちろん、チャートのサービスをして金儲けをしている連中以外はね。」を裏付ける本物のトレーダーだ 。 このブログの読者とも親和性が高いであろう、是非購入を薦めます。 投資家のための金

2012年02月24日09:00 SSRNでトレードアイデアの収集 カテゴリ論文 従来の紙ベースでの情報収集では、情報の伝搬速度の遅さから戦略が陳腐化します。 そこで、最先端の研究結果を享受できる海外サイトを紹介。 SSRN（Social Science Reserch Network） 全文英語ですが、機械学習の翻訳ソフトを使うなどしてトレードに特化すればまあまあ読めます。 以下のように、気になる手法についてのキーワードを入力します。 pair　trading　45件 market　neutral　933件 Arbitrage　2,784件 Multifactor Models 190件 TOPページ http://www.ssrn.com/ 検索ページ http://papers.ssrn.com/sol3/DisplayAbstractSearch.cfm また、理系のための英語文献

2012年02月23日09:00 サヤ取り、ペアトレード、マーケットニュートラル、アービトラージの初歩 カテゴリクオンツ手法 ファイナンスの教授が書いた本では、実践的ペアトレーディングの理論 (ウィザードブックシリーズ)がある。 アービトラージの時系列解析方法などやや難しめの理論的な話が中心、類書はないだろう。 絶版でアマゾンでも入手しにくい、見つけたら手に入れておく事を薦める。 クオンツが書いた本の中では、株式投資のための定量分析入門の最後の方にペアトレードの方法が書いてある。 独特な風貌でも有名な著者は、サザエさんと株価の関係など変わった切り口も得意。 変わったところでは、元兜町の株価黒板書きである専業トレーダー炭谷道孝の株投資 必中!時間差売買テクニックにも株式マーケットニュートラルの実践方法が記してある。 また、炭谷氏は1000%の男 ― 先物チャンピオンシップ奇跡の売買法 で２位

2012年08月01日09:00 リターンリバーサル カテゴリクオンツ手法 前回や前々回のスペシフィック・リターンのリバーサルを狙う戦略がスペシフィック・リターン・リバーサルです。 これをマスターすれば、単純なトータルリターンのリバーサルより勝つ確率が高くなります。 ファンドマネジメント―マーケットの本質と運用の実際目次 第1部 ファンドマネジメントの基礎知識 第2部 ファンド運用の実際 第3部 ファンド運用のリスク管理とパフォーマンス評価 投信や年金運用の有名ファンドマネージャーによる株式運用の教科書的な本で、これを読まずして株式運用している方は戦略の幅が広まるであろう。 スペシフィック・リターン・リバーサルの方法も著されている。 東大理系卒の人気クオンツによる戦略とノウハウDVD ↓ブログランキングご協力お願いします！ 「クオンツ」カテゴリの最新記事

便利なウェブサイト 2012年08月22日00:43 カテゴリ 私が株式モデル・金融先物モデルを作成する際に使用している、ウェブサイトを紹介します。 --------------------------- ①Yahoo!ファイナンス http://finance.yahoo.co.jp/ ②Yahoo!Finance http://finance.yahoo.com/ ③東洋経済オンライン http://www.toyokeizai.net/ ④MONEX業種マップβ http://mlab.monex.co.jp/use-mgm/ https://mgm.monex.co.jp/ ⑤楽天スーパースクリーナー https://www.rakuten-sec.co.jp/  ---------------------------  ①は国内のヤフーファイナンスです。 国内株式に関する日々のデ