東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件で、東京地検特捜部は14日、大会スポンサーの選定で有利な取り計らいを受けた謝礼などとして、大会組織委員会元理事高橋治之容疑者(78)=受託収賄容疑で再逮捕=側に約6900万円の賄賂を提供したとして、贈賄の疑いで、出版大手KADOKAWAの会長角川歴彦容疑者(79)を逮捕した。 今回の事件でスポンサー企業の経営トップが逮捕されるのは、紳士服大手AOKIホールディングス(HD)に続き2社目。 角川容疑者は出版を軸に事業の多角化を進め、KADOKAWAを総合エンターテインメント企業に成長させた。