衆院会派「無所属の会」の野田佳彦前首相は20日の読売テレビ番組で、安倍政権が来年10月の消費税率10%への引き上げに伴い導入するとしている軽減税率を批判した。「天下の愚策だ。恩恵を受けるほとんどは低所得者ではない。逆進性対策の目的から逸脱している」と述べた。 消費税増税で見込まれる追加税収から財政再建に回す金額を大幅に圧縮し、幼児教育無償化などに回す政府方針について「ポピュリズムだ。受けの良いことにお金を使う傾向が強まっている」と指摘。景気対策として検討している2%分のポイント還元策も「ばらまきだ」と断じた。