安倍元首相の銃撃事件を受けて日本基督教団カルト問題連絡会は7月20日、世話人一同の名義で「統一協会で被害に遭われた方々と現在関わりのある方々に向けて」と題する声明を発表した。 日本基督教団は1986年に「統一原理問題連絡会」を組織し、30年にわたって旧・統一協会(世界平和統一家庭連合)で被害にあった信者やその家族に寄り添い、相談を受け付けてきた。2018年には「カルト問題連絡会」と名称を変更し、カルト全般の相談を受け付けるようになったが、現在も、旧・統一協会に関する多くの相談が寄せられているという。 声明では、参院選の最終盤に起きた安倍元首相銃撃事件の容疑者が、多額の借金で母親を自己破産に追い込んだ旧・統一協会への恨みから犯行に及んだことを受け、「信者2世であることと今回の犯行は直結するものではないが」と前置きしつつも、「統一協会によって、家庭を破壊された人々が今も苦しんでいること、政治家