大阪市立桜宮高校の運動部顧問教諭による暴力によって、バスケットボール部のキャプテンだった少年が自殺した(写真と本文は関係ありません) 窪田順生の時事日想: 昨年末、大阪市立桜宮高校のバスケ部キャプテンだった少年(17)が自殺し、亡くなる直前にバスケ部顧問である男性教諭(47)に殴られていたことが発覚。学校側もそのような行為を黙認し常態化していたことが明らかになった。 【他の画像】 それを受けて、ワイドショーが連日のように「体罰」を取り上げ、スタジオではコメンテーターがその是非を論じているのだが、個人的にはどうにもしっくりきていない。なぜかというと、この教諭がやったことは「体罰」ではないからだ。 必要な指導だった、とか言いたいわけではない。 報道を見る限り、この少年はなにも“問題行動”をしていない。キャプテンとして部員を引っ張るリーダーであって、無免許でバイクに乗り停学中の部員が、