ペットの柴犬の写真をツイッターに投稿し続け、その自然体のかわいさが人気となっている @inu_10kg。ESSEonlineでは、飼い主で写真家の北田瑞絵さんが、「犬」と家族の日々をつづっていきます。 第30回は、年末年始に起きたとある事件のことです。 母がいない3日間。犬は全身でさみしさを表現していた 2020年も残すところ二週間をきった頃だった。事件というのは前触れもなく突如として起きる。 仕事から帰ってきて玄関をあけると、平常ではない重々しい空気が家の内側に漂っていた。迎えにきてくれた犬は覇気がなく、家庭でただならないなにかが起きたのを肌感で察しているような佇まいであった。 足を進めて目に入ったのは、強張った面持ちの父、力なく笑った母の肩からかかった三角巾の白さ、元気がない犬…皆々が意気消沈としていた。 母がネーブルの収穫中に左の鎖骨を骨折して、数日後に手術となったのだ。さらにこれか
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