人気を博しているアナログゲーム、「はぁって言うゲーム」を生み出したのは、伝説の落ちゲー「ぷよぷよ」を生み出したクリエーター、米光一成さんだ。天才的発想をし続ける、米光さんの頭の中を知るコラム。名作ゲームが生み出される過程には、現代にも応用できるビジネスヒントが隠されている! テトリスのこどもたち セガから「コラムス」(1990年)が出る。ファミコンには「Dr.マリオ」(1990年)が出る。アタリから「KLAX」(1990年)が出る。 テトリスの製作者パジトノフも「ハットリス」というオヤジの頭に帽子を積み重ねる奇妙なゲームを出す。 すべて「テトリス」のこどもたちだ。 「テトリス」の出現は、衝撃だった。 ゲーム大好きな現場の開発陣がショックだったのは当然だが、経営陣もショックを受けていた。 ゲーム制作の規模は年々巨大化していた。それをどうコントロールすべきか。増え続ける開発費をどう回収すべきか