ブックマーク / samepa.hatenablog.com (31)

  • 『幾原邦彦の世界』inマチアソビ・レポ そのままの君でいて - さめたパスタとぬるいコーラ

    先日徳島で行われた「マチアソビvol.11」において、「幾原邦彦の世界」と題されたイベントが行われました。登壇者は幾原監督、庵野秀明監督、漫画家の星野リリィ先生。司会はアニメ評論家の藤津亮太さん。 せっかく徳島まで話を聞きに行ったので、覚えてる範囲でレポってみます。このイベントでは主に『美少女戦士セーラームーン』『少女革命ウテナ』『輪るピングドラム』の三作品を軸に、それぞれの時代を振り返っていく形で、幾原監督とその作品について語られていました。撮影が禁止されていたので、画像は開場の様子を遠くから写した写真(「幾原邦彦の世界」が始まる2時間くらい前、別のイベントが開催中)と、空港にあったマチアソビの大きな垂れ幕などをペタペタと。レポ内容に事実誤認や致命的な抜けなどあればご指摘ください! 徳島阿波おどり空港ではマチアソビ関連の垂れ幕がずらりと並んでた。右端には「幾原邦彦の世界」の垂れ幕が。 イ

    『幾原邦彦の世界』inマチアソビ・レポ そのままの君でいて - さめたパスタとぬるいコーラ
    unamuhiduki12
    unamuhiduki12 2015/11/12
    『ウテナ』から『ピングドラム』までの間にだいぶ期間が空いてますが、実はこの間、僕はずっと「95年の話」をやろうとしてたんです。しかし企画が全く通らなかった。安保世代以降の我々の最も重要なテーマ
  • アニメーター見本市『I can Friday by day!』感想:通信兵は何に涙したのか - さめたパスタとぬるいコーラ

    アニメーター市の『I can Friday by day!』が公開されました。監督が鶴巻さん、原案・脚がウエダハジメさん、キャラ原案に竹さん、キャラデ作監にすしおさん。なんだこの豪華スタッフ。キャラクターや小物のデザイン、メカニック、質感、色味、どこを切り取っても可愛くて仕方ない。 まだご覧になってない方はこちらで観れます↓ 「I can Friday by day!」:日アニメーター市 第19話 お話としてはいわゆる失恋ネタですが、甘酸っぱさより切なさが強い。なぜこんなにも切ないのか。 主人公の少女Aは、ラストで少年を橋から突き落として爆発四散させます。初見時、ボロボロになった主人公の頭の中で、通信兵がポロポロ涙をこぼしている理由が分かりませんでした。 ロボットアニメの最終回とかで主人公機がボロボロになってるのを見ると無条件で感動してしまうのですが、その感情をこんなキャラデザ

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  • 『まどか』叛逆の物語 感想 - さめたパスタとぬるいコーラ

    観てきました。面白かったですねー! 僕が行ってきた新宿バルトナインではメインキャストのサイン入りポスターが展示されてました。 過去何度か書いてると思いますが、僕は熱心な『まどか』ファンではありません。同時期に放送されていた『フラクタル』や『放浪息子』、『スタドラ』なんかの方がずっと思い入れもある。しかし『まどか』が超面白い作品であることは明らかだし、超面白い作品を観ないわけにいかないのは自然の摂理。なのでバルトナインの0時上映会に行って……くるつもりでしたが、気がついたらその回のチケットは既に売り切れていて、仕方なく午前4時40分の回を観てきました。午前4時って……。帰ってきたら精魂尽き果ててたので、その日放送された『キルラキル』も観ずにそのまま寝たよ! 上映開始前はロビーで0時の最速上映に入退場するお客さんを眺めたり、近くのお店で時間を潰したり。 それにしても最速上映前後、付近のマクドナ

    『まどか』叛逆の物語 感想 - さめたパスタとぬるいコーラ
  • 「めるまがbonet」にエヴァコラムを寄稿しました(ちょっとだけ裏話) - さめたパスタとぬるいコーラ

    突然の告知になりますが、僕の書いたエヴァコラムが「めるまがbonet」さんで掲載されることになりました(というか既に掲載されてます)。 めるまがbonet[ 第8号 ] 「bonet」は批評家の村上裕一さんが主催されているウェブメディアで、現在批評家の坂上秋成さんなどと結託して、「OEP (Our Evangelion Project)」という企画を進めてらっしゃいます。 今回のコラムでは『シン・エヴァ』についてと、この「OEP」について書かせて頂きました。「OEP」とは平たく言えば、「俺達の考える最強の『シン・エヴァ』」を実際に脚として作ってしまおうという、下手すると黒歴史一直線な素敵企画。しかし参加者の方たちの熱意は物で、傍から見ていても傑作が出来上がる予感が漂ってるんですよね。 ただ外部の者からすると、「傍から見ざるを得ない」という状況はもどかしくもあり、企画会議の盛り上がる様子

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  • 劇場版『ハンターハンター』感想 目に見えた地雷を踏む勇気 - さめたパスタとぬるいコーラ

    ネタバレありの感想。 突然だけど、『コロッケ!』というマンガをご存知だろうか。 コロッケ! (1) (コロコロドラゴンコミックス) 作者: 樫学ヴ出版社/メーカー: 小学館発売日: 2001/08メディア: コミック クリック: 77回この商品を含むブログ (2件) を見るコロコロコミックで2001年から6年間連載され、アニメ化やゲーム化、小学館漫画賞受賞等、児童向けマンガとしてわりとヒットした作品だ。『学級王ヤマザキ』などでも知られる樫学ヴ先生の代表作である。 読んだことが無い人のために簡単に説明すると、主人公の少年コロッケが死んだ父親を生き返らせるため、『ドラゴンボール』でいう神龍的な存在を召喚するための冒険を繰り広げる物語である。この作品では神龍的な存在は「バン王(キング)」と呼ばれ、「貯金箱(=バンク)」を「金貨」で一杯にすることで呼び寄せることができる。そして、金貨を追い求め

    劇場版『ハンターハンター』感想 目に見えた地雷を踏む勇気 - さめたパスタとぬるいコーラ
    unamuhiduki12
    unamuhiduki12 2013/02/02
    ここもなかなか酷評ww
  • 『ピングドラム』最終回オールナイトイベントに行ってきた! - さめたパスタとぬるいコーラ

    更新が遅れましたが、『ピングドラム』の最終回オールナイト上映会に行ってきましたので、簡単なレポートをしたいと思います。 既にTwitterや2ちゃんなどで多くの方がレポートしてますので、ここでは記事の最初に他では見かけなかった情報、このレポートの目玉を先出ししたいと思います。(まとまったレポートとしては「翻訳こんにゃくお味噌(仮)」さんのレポートが読み応えありました→『輪るピングドラム』最終回オールナイトイベント 翻訳こんにゃくお味噌味(仮)) ■『ピングドラム』における「ペンギン」とは イベント中にトークショーは三回行われ、面白いお話は色々ありました。中でも最終話上映後に幾原監督が語った、監督のお父さんの死にまつわるエピソード(後述)は、トークの締めくくりに出ただけあって、一番印象に残りました。しかしこの他にもう一つ、自分がポイントだと思ったもので、他の人が見落としていそうだと感じた、“

    『ピングドラム』最終回オールナイトイベントに行ってきた! - さめたパスタとぬるいコーラ
  • 前回書いた『ピングドラム』・宇野常寛関連記事についての私的反省 - さめたパスタとぬるいコーラ

    宇野常寛の『ピングドラム』評で微妙に納得いかなかった部分をネチネチ - さめたパスタとぬるいコーラ 先日書いた↑こちらの記事について少し。 書き終えた直後はある程度言いたかったことが言えたという満足感があったのですが、三十分くらいしてから沸々と「どうしてあんなこと書いてしまったのだろう」という部分が出てきたので、それついて勝手に反省会を開きたいと思います。 おさらい 宇野 「同作(「輪るピングドラムl)ではこれを少女声で歌わせることで、この古びたイデオロギーを延命させる/誤魔化すという(これもよくある)手法を取っている。 自分たち(男性)は信じられないけれど彼女たち(女性)はまだ物語を信じている!といった具合に。」 ↑このツイートに対し 幾原監督が古臭いイメージを隠すために、あえてアイドルソングとして使った側面はあるのかもしれない。しかしそうであったとしても、「幾原監督が信じている(or信

    前回書いた『ピングドラム』・宇野常寛関連記事についての私的反省 - さめたパスタとぬるいコーラ
  • 『輪るピングドラム』最終話感想 幻想が作り上げた戦略を葬り去れ - さめたパスタとぬるいコーラ

    『ピングドラム』は地に足のついた幸福を探す物語だったと思う。 一歩間違えれば、「運命」の名の下に「こどもブロイラー」に行くことや、歪んだ大人になることを強いられる「氷の世界」。その根的原因である「呪い」は、完全に振り払う事はできない。過去にあった事や、現在たしかにそこに「ある」ものを、無かった事にはできないのだから。 しかし最終話を観た後、「呪い」の存在が皆の不幸を確定させてしまうとは限らないのではないか、運命の果実を分かち合う相手さえいれば、「呪い」による「罰」さえも、笑って乗り越えていけるものではないかと思えた。 『ピングドラム』は3月の震災を受けて、作品内容の方針転換があったらしい。元々計画されていたのは「もっとエッジの効いた見せ方」だったとか。正直そちらも気になるけど、結果的にこの形に落ち着いた事は、この作品に大きな独自性を与えたと思う。エッジの効いた見せ方から、優しい見せ方へ。

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  • ニコ生PLANETSのピングドラム語り - さめたパスタとぬるいコーラ

    前回宇野氏のピングドラム批評ツイートを見て重箱の隅をつつくようなツンツンなエントリーを書いてしまったので、今回は少しデレて、「ニコ生PLANETS」で行われたピング語りをまとめてみました。かなり長いエントリーとなってしまいましたが、正確な文字おこしということではなく、個人的に興味を持った範囲に重点を置いてまとめてます。なので端折っている部分もありますので、その辺は注意して読んでください。……というか、実際の放送のアーカイブが残っているので、放送を見てない人は先にそちらを見てもらった方が良いのかもしれません。 ちなみにタイムシフト再生で元の動画もまだ見れますね。現在コメント数は圧倒的にタイムシフトのほうが多いので、タイムシフトで見たいという人は是非。 ニコ生PLANETS2月号「徹底評論!輪るピングドラム」 - 2012/01/18 20:00開始 - ニコニコ生放送 今回は、今後ピングドラ

    ニコ生PLANETSのピングドラム語り - さめたパスタとぬるいコーラ
    unamuhiduki12
    unamuhiduki12 2013/02/02
    結構的を得たこと言ってるな>宇野さんたち……と思ったが坂上秋成さんとかはちゃんとしたこと言ってるけど、宇野さんは自分の話しかしてなかったw
  • 『ヱヴァQ』感想 シンジ君は『Q』で底を打ちました - さめたパスタとぬるいコーラ

    初日に二回観てきました。これは荒れるでしょうね。でも、このシンジ君像は画期的ですよ。 初見時は自分が何を観せられているのかよく理解できず、感想を保留としましたが、二回目を観ながら、これって実は凄いことをやっているのではないかと思うようになりました。 ネタバレを避けて感想を書くのは至難であると思いますが、あえて言うなら「全く違うことをやっている」ということです。ある意味旧劇場版くらい画期的なことをやっている。その点において大いに評価したい作品です。次回の完結編は凄いことになりそうですね。 以下ネタバレ ■どこが違うか 既存の「エヴァ」の「破壊」を目指して制作された新劇場版『破』ですが、鶴巻監督のインタビューでは、結局旧シリーズの構造に引き寄せられた部分もあったと愚痴る場面が見受けられました。それに比べ『Q』はよくもまあこれだけ「脱・旧シリーズ」できたものだと感動しました。 はじまってまず目に

    『ヱヴァQ』感想 シンジ君は『Q』で底を打ちました - さめたパスタとぬるいコーラ
    unamuhiduki12
    unamuhiduki12 2012/11/18
    要点が整理されててオススメな感想。もちろんQ見た後で読もうね
  • 『エヴァQ』の特報を劇場で観てきた。「歌はいいねぇ」 - さめたパスタとぬるいコーラ

    当然ネタバレあり。自分の目で確かめたい人は映画館へどうぞ。 昨晩金曜ロードショー版の「特報」が放送されましたが、とうとう日より全国劇場での特報上映が始まります。僕は事前に地元の映画館で上映される『ヘルタースケルター』で『Q』の予告がかかると確認をとっていたので、先ほどさっそく突撃してきました。注目点は何と言っても「内容が金曜ロードショー版と同じか否か」だったわけですが…。 結論 Nice Piano!(by 大波コナミ) ピアノ。ピアノでした。 金曜ロードショー版が30秒verでしたが、劇場でかかるのは1分30秒ver(←たぶん)。 今日は特報のため劇場に足を運ぶ前、『Q』の前売り券を手に入れるため徹夜をしてきてたので、正直はじめは「金ローといっしょか…」と、ため息がでました。……が、ピアノの軽快な音、映像が響く響く。金曜ロードショー版に比べて随分と長尺であることに気づいてから、ふとこの

    『エヴァQ』の特報を劇場で観てきた。「歌はいいねぇ」 - さめたパスタとぬるいコーラ
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    unamuhiduki12 2012/07/14
    劇場予告、すげーピアノのCGやな(ワイヤーフレームじゃないよ)