ブックマーク / piano-fire.hatenablog.jp (7)

  • 田中謙介プロデューサーの回想するアニメ艦これ - ピアノ・ファイア

    久しぶりに『艦これ』のアニメの話をしましょうか? 「このタイミングでですか? 来年に劇場版が公開、二期も並行して制作中、ってのが決まってるんでしたっけ」 今だから、ということもないけど、最近は人と会うたびに話を聞かれることが続いていてね。 特に、アニメが終わってから田中Pがインタビューに出ていたことを意外とみんな知らないようなんだ。 「アニメ終了後のインタビュー記事というと、『Newtype』の……、5月号でしたか」 月刊ニュータイプ 2015年 05 月号 KADOKAWA/角川書店 2015-04-10 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools 2015年4月10日発売 そう、それだ。 けっこう重要なことがいくつか書かれているんだけど、アニメ版の評価をするなかで、この記事があまり参考にされてないと感じていてね。だから相手に説明してみると、なかなかウケがいい

    田中謙介プロデューサーの回想するアニメ艦これ - ピアノ・ファイア
  • ギーク映画好きが『ベイマックス』を観た結果、アメリカを感じる - ピアノ・ファイア

    レイトショーでベイマックス観てきました。 面白かったので、ネタバレなしで感想書いてみます。 まず噂には聞いていたショートの犬映画 これペットには完全にアカンやつで、犬のアニメーションは超リアルで最高なのに、飼い主の教育に悪すぎる。 ぼくもネットに繋がっている以上、仕方なくというか、批評アングルとして「グローバルな配慮のバランス感に優れているディズニーすごい、対して日は……」などという比較やさらにそれに対する反論を先に見てから鑑賞することになってしまったのだけど、この短編アニメを見ると、ディズニーのバランス感がいいのではなく、単に『ベイマックス』のバランス感がたまたま良かっただけに見えて、作品とスタジオは分けて考えた方がいいと言いたい。 というかむしろ『アナと雪の女王』の時の短編アニメも「ザ・残酷ミッキー大暴れ、容赦しない」って感じであったしディズニーって基あのノリの持ち主だという気がす

    ギーク映画好きが『ベイマックス』を観た結果、アメリカを感じる - ピアノ・ファイア
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    unamuhiduki12 2015/01/10
    アメリカのB級映画の楽しさをファインにした、ドラえもんやグーニーズ的なノリという
  • 「主人公の特徴だけで作品を特徴付けたつもりになれる言葉」の過ちと罠 - ピアノ・ファイア

    先日、TwitterでこうしたポストがRTされてきたので、それについての話を少し。 「週刊少年ジャンプ」の編集方針は「友情、努力、勝利」から「運、血筋、才能」へ変化している(『反動世代』施光恒インタビューより)、ってそうなのか。ジャンプ読まないからよく分かんないけど。— ばく (@kapibaku) August 17, 2013 このインタビューというのが別に漫画評論の話ということはなさそうだし、引用しながら「ジャンプ読んでないからよくわからない」と書いていますから、この発言主に思うことは特にありません。 問題は、これが800人以上の人にRTされるほど反響があり、肯定と批判のいずれかにせよ、「根的な疑問」までは出ていないように思えたことでした。 ジャンプ漫画のキーワードと「負の神格化」 まずジャンプの編集方針という意味なら、元編集長の西村繁男さんは「最低どれかの要素を入れること」を伝え

    「主人公の特徴だけで作品を特徴付けたつもりになれる言葉」の過ちと罠 - ピアノ・ファイア
    unamuhiduki12
    unamuhiduki12 2014/05/16
    ジャンプ編集長だった西村さんは「この三つの言葉の意味する要素を必ず入れる、三つ全部入らなくても、一要素はなんとしても入れる」と編集方針を要約しており、キーワードをそのまま込めよとは教えていない
  • その感情移入は自己投影に近いかどうかを見分けてから語る - ピアノ・ファイア

    感情移入という言葉は広い意味を持つが、その曖昧性ゆえに、対立的な事柄であっても同じ「感情移入」で説明できてしまうところがある。 その事柄の違いを見分けてから(作品の感想などを)語ろうという話を今からする。 言い換えるなら、「共感や自己投影」と呼ばれる心理も感情移入と呼ばれるし、逆に「同情やマインドリーディング(視点取得)」の能力も感情移入で説明することができる。 しかし一般的には、客観的な他者観察よりも、主観的な自己投影(同一化)を指して感情移入と呼ぶことが多いだろう。 ただし、区別できずに混同する人も多い。 自己投影に近い意味で語られている場合、「読み手が感情移入するキャラクターの感想」がさほど現れず、むしろ主に「読み手から見られるキャラクターの感想」が現れやすいのは自然だ。 これは一部の恋愛ゲームでも考えてみれば基的なことなのはずが、「よく話題になるキャラクターこそが感情移入されてい

    その感情移入は自己投影に近いかどうかを見分けてから語る - ピアノ・ファイア
  • ソーシャル時代の共有体験(Shareness)を考える・後編 - ピアノ・ファイア

    目次に戻る 前編に戻る 「外心の呵責」と「自己切断」 ここからが核心です。 マクルーハンの光景 メディア論がみえる [理想の教室] 宮澤 淳一 みすず書房 2008-02-19 売り上げランキング : 229767 Amazonで詳しく見る by G-Tools 英文学者で文明批評家であるマーシャル・マクルーハンは、「良心(内心)の呵責」という言い回しをひねることで、「外心の呵責」という興味深い表現をしています。 内心の呵責が「agenbite of inwit」、外心の呵責が「agenbite of outwit」の和訳ですから、日語としては、自責の念に対する「他責の念」とも言えるでしょうか。 肝心なポイントは、「外心」にせよ「他責の念」にせよ、その正体は「外部に拡張された自分自身の感覚」である、という点にあります。 来なら人間の知覚は、聴覚的な世界や、視覚的な世界、肉体で感じる世界

    ソーシャル時代の共有体験(Shareness)を考える・後編 - ピアノ・ファイア
    unamuhiduki12
    unamuhiduki12 2013/12/18
    マルクーハンの言う「地球村」グローバルビレッジという言葉は非常に頷ける
  • ソーシャル時代の共有体験(Shareness)を考える・前編 - ピアノ・ファイア

    目次に戻る 漫画小説は「一人で消費する近代的なメディア」 漫画のメディア的な特徴というのは、今までいくつかの角度から研究がなされています。 たとえば、泉信行が『漫画をめくる冒険』などの仕事で発表した中から挙げてみましょうか。 ちょっと専門的な話になりますが、なるべく簡単に。 映画が「時間的に連続する」メディアだとすれば、漫画は「空間的に連続する」メディアである。 漫画には時間が存在しない。動きの流れ、タイミングやリズムは心で想像するしかない。 (「音声」も時間的な情報なので)音やセリフも心で想像するしかない。 縦書きと横書きの「書字方向」、そして書字方向に基づく書籍の「綴じ方向」が、漫画の「読まれ方」を左右する。 空間的に連続する画像が「上下左右に隣り合う」ことで、(絵画や映画など以上に)絵の向きによる違いが増大する。 左右の差違は「流れる方向」「主体化されるキャラクター」などの「見え方

    ソーシャル時代の共有体験(Shareness)を考える・前編 - ピアノ・ファイア
  • ネット時代の「影との戦い」/『ガッチャマン クラウズ』最終話を観て - ピアノ・ファイア

    テレビ系アニメ 「ガッチャマン クラウズ」オリジナル・サウンドトラック 岩崎 琢 バップ 2013-08-27 売り上げランキング : 574 Amazonで詳しく見る by G-Tools ガッチャマン クラウズ|日テレビ シナリオ運びの妙とキャラクターの魅力に引き込まれて観賞していた*1アニメですが、完結してみれば、自我の拡散したネット時代における、自己像の統合をうまく描いたような話で驚きがありました。 自分の中での『ガッチャマン クラウズ』は結局のところ、総論すれば現代(ネット時代)版『ゲド戦記』という趣の作品です。 影との戦い ゲド戦記I (物語コレクション) アーシュラ・K. ル・グウィン Ursula K. Le Guin 岩波書店 1999-10-05 売り上げランキング : 633347 Amazonで詳しく見る by G-Toolsこわれた腕環 ゲド戦記II (物語

    ネット時代の「影との戦い」/『ガッチャマン クラウズ』最終話を観て - ピアノ・ファイア
    unamuhiduki12
    unamuhiduki12 2013/10/03
    ガッチャマンクラウズがソーシャルネットワーク版『ゲド戦記』原作小説であるとする指摘。
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