『オルランド』(Orlando)は、1992年のイギリスの歴史ファンタジー映画。サリー・ポッター監督。ヴァージニア・ウルフの『オーランドー』を原作に、監督独自の解釈で映像化している。 英国アカデミー賞メイクアップ賞、ヨーロッパ映画賞新人監督賞を受賞した他、第66回アカデミー賞で美術賞と衣裳デザイン賞にノミネートされた。 16世紀末のイングランドに生まれた貴公子オルランドは、彼を寵愛するエリザベス1世に永遠の若さと命を保つ使命を与えられ、事実その通りになる。ロシアの皇女との儚い恋や、志した詩作への挫折への傷心からイングランドを離れ、大使として東洋に赴任した彼は、その国の王と邂逅し、一生を通じて親交を結ぶ。やがて、その王も死去して祖国に戻ったオルランドは永い眠りに落ち、やがて目覚めたとき、その肉体は男性から女性へと代わっていた。そのセンセーショナルな出来事で一躍、社交界の華となるオルランドだが