22日告示、4月8日投開票の京都府知事選で、ともに無所属での立候補を予定する前復興庁事務次官の西脇隆俊氏(62)と弁護士の福山和人氏(57)が16日、京都市内での公開討論会に出席し、主に7つのテーマでそれぞれの考えを述べた。 高齢化や子育ての問題について、西脇氏は元気な高齢者が活躍できる場を提供するとともに「医療対策の充実や地方移住の受け皿となる施策に取り組む」とした。福山氏は若者の貧困問題解決が重要で、府が発注する仕事は時給1500円以上として「中学生までの医療・給食費をできる限り無償化に近づける」と語った。 地域産業の活性化について、西脇氏は府北部の産業振興が重要とし、「事業を続けたい方への支援を図る」と語った。福山氏は中小企業の支援策を充実させ「地域密着型の公共事業は進める」と述べた。