「将来喫煙する」と考える高3男子は9%――。そんな実態が、文部科学省の「薬物等に対する意識等調査」で分かった。たばこに関する調査を始めた2000年以来、1割を下回ったのは初めて。担当者は「喫煙の害を理解する生徒が増える一方、周りの喫煙者が減った結果」とみている。 調査は、昨年12月に全国の高3男子4891人を抽出し、たばこなどに対する意識を調べた。同じ調査は00年から6年に1回、実施されている。 結果によると、「将来たばこを吸うと思う」と答えた生徒は439人(9%)で、割合は00年(30%)や06年(17%)を下回った。「吸いたいと思ったことがある」は694人(14%)で00年(44%)から減り、喫煙者を「かっこいい」と思う生徒も220人(5%)で過去最低の割合だった。 家族に喫煙者がいる生徒は2465人(50%)で、00年(67%)や06年(61%)より減っていた。 最新トップニュ