ソフトウェアシンセサイザー「WinGroove」の作者(中山裕基氏)は14日、同ソフトの一部バージョンがユーザーのディスク内容を一部消去してしまう問題について、新たに詳細な経過と状況をホームページ上で明らかにした。また、作者は編集部のインタビューにも応じ、いくつかの疑問に答えたうえで、「実験で作ったディスク消去プログラムが混入した事故」と説明している。WinGrooveはシェアウェアで、この問題は不正流通している特定のユーザーIDとパスワードを入力した場合に限り発生する現象。ユーザーIDとパスワードは本来、作者に対して対価を払った人のみが個別に入手できるものだが、インターネット上などではその一部が不正流通しており、それを悪用して対価を支払わずに試用状態の機能制限を外すと発生する。 14日に明らかにした内容では、ここに至るまでの背景や経過が記されており、要約すると次のようになる。 ディスク内