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「深く音楽をする」ということを考えてみたい。 哲学を例にとって考えてみよう。哲学とはある意味、考えるという行為をどこまで精密にするかといういとなみだともいえるだろう。われわれはみな考えるが、そのたいていの部分において、決められた手順のなかでその行為をおこなっている。そして、考えるという行為の大部分を、この手順に含まれるシステムが司っている。しかし、思考を精密にする──哲学する──なら、そのシステムそのものを検討せざるをえなくなる。 音楽するという行為も同じであるように思える。われわれはみな音楽をする。それがJポップであろうと現代音楽であろうと、どんな音楽であろうとその音楽を共有するために前提とされているルールがある。そして、ほとんどの音楽という行為は、この前提に含まれるシステムによって司られている。もしわれわれが、こうしたなかば自動化されたシステムによらないで音楽をしたいなら、その音楽を
20世紀以降の芸術音楽を理解するためのキーワード (用語篇) 無調性の音楽 十二音技法 総音列音楽 音群的音楽 偶然性の音楽 図形楽譜 ミニマル・ミュージック 伝統主義・前衛音楽・実験音楽 電子音楽 具体音楽 コンピュータ音楽 アルゴリズム作曲 ライブエレクトロニクス音楽 >>キーワード(作曲家篇) 無調性の音楽(Atonal Music) 無調性の音楽を述べる前に、反対概念である「調性」の概念について述べなければならない。 広義の調性とは、音楽作品においてある一つの音(中心音)が旋律・和声の中心として働き、他の音が従属的に関わっている場合、この音楽は調性を持つと言う。狭義には、長短2種の音階に基づく機能和声による調性を意味する。 今日、調性という語は後者の意味で用いられている。機能和声は全音階の各音及び各音上の三和音おのおのをT(トニック)D(ドミナント)S(サブドミナント)の
■直観音楽■ Intuitive Musik[独],intuitive music[英] 横田敬 YOKOTA Yuki 下記の原稿は、勉強中の課題の下、ゼミでの発表という冒険の許された場での内容です。 今後、改稿を繰り返す可能性もありますので、無断転載は堅くお断り致します。 (下記の内容は2002年1月7日更新) 「直観音楽」とは,1960年代末に,K.シュトックハウゼン自身が自らの作品を指して語った言葉である。彼がそう呼んだ具体的な作品としては,《七つの日より》(1968)と《来るべき時のために》(1969-70)が挙げられる。これらの作品の総譜は,演奏者の音楽的直観を自由に引き出すために,演奏者の精神状態を詩的に表現した言葉のみから成り立っており,いっさいの音楽を記譜することが避けられている。 これらの作品は,その演奏形態から即興演奏の一種と見なされることもあ
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