データの正確性、今後の裁判の争点に 4月3日、「オリコン vs 烏賀陽訴訟」は第2回公判を迎えた。『サイゾー』編集部のインタビューに答えて、ランキングデータ「オリコンチャート」の信憑性に疑問を投げかけるコメントをした烏賀陽弘道氏に対し、オリコンは名誉棄損であると5000万円の損害賠償を求めた。 フリーランスを中心に注目されているが、ランキング情報に敏感な音楽業界からは、この事件について論評らしいコメントはない。「オリコンの原型をつくった!」という元オリコン編集長の渡辺正次郎氏(ジャーナリスト)は、メディアも音楽業界も沈黙する「オリコン裁判」について語り始めた。 ■渡辺氏が「適当につくった」データ ――オリコンの裁判について、メディアも音楽業界も沈黙をしています。これをどう思われますか? 誰も彼(烏賀陽弘道氏)の味方をしないよ。音楽業界の連中がランキングに関わっているからね。 ――なぜメディ