2018年4月7日のブックマーク (1件)

  • 転勤になってから。 - 日常を休まず進め。

    転勤の辞令が出た。3月30日の夕方だった。 引き継ぎの期間は5日間。4月9日からは、もう向こうで仕事をしてもらうことになると、上司は言った。 銀行の異動は慌ただしい。その理由は、癒着やらなんやらで、悪いことしてる人がいるかららしい。 3月30日のお昼に、4月の訪問を約束していたお客様の家に、ぼくは引き継ぎとして行くことになった。 後任の女の子は、はじめて営業に出る。いくぶん緊張している姿は、2年前のぼくと同じだった。 一件、一件と家をまわると、みなさんが口を揃えて「残念だ」と言ってくれる。ありがたいことだ。でも、いまぼくの隣にいる彼女にも、おなじようにこの人たちと関わり合ってほしい。 そう思って、涙を流してくれるお客さんに「この子をよろしくお願いします」と言った。 後輩の前で泣くわけにもいかず、ぐっとこらえた。 お見合いの仲人を務めるように、お客さんの話と、後輩の女の子の話のあいだに入る。

    転勤になってから。 - 日常を休まず進め。
    undy-yuu
    undy-yuu 2018/04/07
    充分に、お土産を渡す方も、こうして読んでいる自分も、幸せな気持ちを貰ってます。寂しいですね、でも「忘れない」限りはずっと会えるんだと思ってます。