3月といえば、卒業や異動・転勤の月ですね。 僕もこれまでの人生で、かれこれ10か所近くの病院で働いてきました。 最近は、3月31日まできっちり働いて、翌日には次の職場、ということは少なくなってきましたが、以前は、3月の最終日も定時まで働いて、翌日は朝いちばんで次の職場で仕事、ということも多かったのです。 外科の医師は、3月31日の夜に緊急手術、というのも何度かみてきました。 内科の場合も、出勤最終日の時間ギリギリに、ずっと診ていた患者さんが紹介されてきて……ということは少なくありません。 医局に属していれば、1〜2年での転勤が日常茶飯事の医療業界でも、やはり、転勤前というのは慌ただしくなります。 入院中および外来の患者さん全員に、簡単な経過と治療方針のサマリーを書くなどの、引き継ぎをしなければならないし、いろんな部署からの送別会が続きます。 何年間かでも、苦楽を共にした職場であれば、寂しい