著者のRic Szopa氏は、GoogleにAIエンジニアとして勤務した後に独立して、現在はポーランドでAIソフトウェアを開発するMicroscopeITのCTOを務めています。同氏が英文長文記事メディアMediumに投稿した記事では、AIビジネスにおけるAIスキルの価値を分析したうえで、AIスタートアップが生き残る戦略が解説されています。 AIスキルの習得には高度な数学的知識と最先端の技術動向を理解することが求められることから、AIスキルの保有は一種のステータスとなっています。しかし、同氏はAIスキルの価値は時間の経過とともに低くなると説きます。なぜなら、Googleをはじめとした巨大プラットフォーマーがAI技術を簡単に活用できる環境を急速に整備しているからです。また同氏は、AIモデルの性能はそれを開発するAIスキルよりもモデルが学習するデータに左右されるところが大きいことも指摘します。