米製薬大手ファイザーのアルバート・ブーラ最高経営責任者(CEO)は十九日、新型コロナウイルスワクチンを年内に欧州連合(EU)へ追加供給することで合意したとツイッターで明らかにした。一方、日本については、菅義偉首相と電話協議した十七日時点の「協議中」から更新せず、首相が説明する九月までの供給に触れていない。 (ワシントン・吉田通夫、生島章弘) ブーラ氏によると、ファイザーはEUには年内に一億回分のワクチンを追加供給。これまでの契約と合わせて計六億回分になるという。すでに必要なワクチン接種をほとんど終えているイスラエルとは来年に数百万回分を供給し、さらに数百万回分を追加するオプション付きで契約を...