ドイツ・ハノーバーで開催中の「CeBIT 2006」、今年は地元の大手小売店METRO Groupが2,800平方メートルという巨大な敷地を陣取り、パートナー各社とともにRFID(無線ICタグ)への取り組みを披露した。ここでは、RFIDを用いた"Future Store"を体感できるというので、早速案内してもらった。 METROはCeBIT初出展ながら、CeBIT 2006で5番目に大きなフロアを構える METROは欧州最大手の小売店で、Galeria Kaufhof、Extra、Media Marktなどのショップブランドを持つ。同社が無線ICタグ技術への取り組みを開始したのは、2004年11月のこと。当初プライバシーについての懸念などが持ち上がり一部中断した話は、ドイツだけでなく世界的に話題となった。「当時は技術や用途に関する議論よりも感情論になってしまったが、現在METROは政府と