「国際会計基準(IFRS)」の適用が現実になってきました。しかし、その全体像をつかむのは容易ではありません。「内部統制.jp/IFRS」サイトの特集「キーワードで理解するIFRS」で最も注目を集めた5つのキーワードを軸に、IFRSにかかわる2009年の動向を見ていきます。 2009年は日本企業にとって、IFRSが一段と現実のものとなった年だった。これまで進んできたコンバージェンスに加え、アドプション(全面適用)のロードマップが示されたからだ。 金融庁は6月11日に「我が国における国際会計基準の取扱いについて(中間報告)」を公表。ここでアドプションについて、2012年に適用するかを判断し、適用を決めた場合は2015年または2016年に開始するというロードマップを示した。さらに12月11日には、IFRSの任意適用についての内閣府令を公表した。条件を満たす企業は、2010年3月31日以降に終了す
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