さらに、経済再開に合わせて、それまで実施されていた臨時措置は順次終了されていきました。3兆ドルを超える財政散布が終了し、債券買入れプログラムの手仕舞いが議論されはじめました。つまり、2021年は思いのほか速いペースで経済が立ち直ったのです。 そのため、投資家もじゃぶじゃぶの金融緩和がいつまでも続かないことを悟り、投資戦略の修正を迫られました。 結果として、2021年は物色の矛先がめまぐるしく変わり、ストックピッキング(個別株投資)は困難を極めました。それとは対象的に、バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(ティッカーシンボル:VTI)に代表されるような市場をまるごと買う戦略、いわゆる「インデックス投資」が一番効率よく儲けることができました。 そんなわけで、今はインデックス投資信仰が極めて強くなっています。俗にいう「レバナス・ブーム」、すなわちナスダック指数を2~3倍のレバレッジで