今年、アパレル業界では春夏商品のセールの開始時期を前倒ししたり、セールの回数を増やしたりしている。セールを乱発する割に、消費者の購入意欲は一向に高まらない。商品の値引きを常態化させることは通常価格へ不信感を高めることにつながる。アパレル業界はセール依存から脱することができるのか。
かつてアマゾンジャパンの物流倉庫にアルバイトとして入り込み、知られざる労働環境の実態を『潜入ルポ アマゾン・ドット・コム』(朝日文庫)で初めて明らかにした、フリージャーナリストの横田増生氏。今回のターゲットは、日本の勝ち組企業の代表であるファーストリテイリング(以下ユニクロ)と、それを率いる「カリスマ経営者」柳井正社長だ。 2011年3月に発行された『ユニクロ帝国の光と影』(文藝春秋)は3万部を超える勢いで、企業ノンフィクションとして久しぶりのヒット作となった。取材を通じた感想などについて、著者に話を聞いた。 独自取材で分かった「中国工場の長時間労働」 横田増生氏。1965年、福岡県生まれ。関西学院大学卒業後、予備校講師を経て米アイオワ大学大学院を卒業。物流業界紙で編集長を務めた後、フリーのジャーナリストとなる ――前著で取り上げたアマゾンと今回のユニクロでは、どういう違いがありましたか
クリックして人気blogランキングへ ファストリの2011年8月期第1四半期の前年同期比減収減益、同社の75%を占める国内ユニクロ事業の5か月連続の既存店売上前年割れをもって、各メディアが「不振」と報じたことに関して・・・ すでに業界の論客の方々がそれは見当違い、安定成長に入っただけとコメントされていらっしゃいますが、私も近い意見を持っています。 前年は、「ファストファッションブーム」、これはユニクロがファストファッションという意味ではなくて、H&Mやフォーエバー21をメディアが取り上げる度に、日本人にわかりやすいユニクロを引き合いに出したため、 同社自身がしかけた商品プロモーションに相乗効果が加わって、顧客の意識がユニクロに向き、「ユニクロブーム」が起こり、誰もがびっくりするような既存店の二桁増収が叩き出された、と見ています。 もっとも、年々向上している商品の品質、質感が伴っての話ですか
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