14日午前2時ごろ、千葉県松戸市日暮3丁目の住宅街の路上で、「女性が犬にかまれた」と一緒にいた別の女性から110番通報があった。松戸署員が駆けつけたところ、近くの路上で犬が飼い主の男性(71)にかみついていたため、署員3人が拳銃を計13発発砲し、射殺した。 松戸署によると、犬は7歳のオスの紀州犬で、体長122センチ、体重21キロ。飼い主と通行人の女性(23)が左腕などをかまれて軽傷を負った。飼い主が自力で逃れた後、犬が署員に襲いかかってきたため、飼い主の許可を得たうえで署員3人が発砲したという。13日午後9時半ごろにも近くで男性が犬にかまれてけがをしており、警察が関連を調べている。飼い主の男性は犬を普段、裏庭の柱につないでいたと話しているという。 松戸署の浜元裕彦副署長は「被害拡大を防ぐために、拳銃の使用は現時点では適正かつ妥当だったと考えている」としている。