台湾東部・花蓮県で発生した地震で、ある日本人が2月9日、被災者や懸命な捜索活動を続ける消防隊員らのために、200食のラーメンを無料で振る舞った。「地震の怖さをよく知っているから、できることを」と車に材料を積んで、現地に駆けつけ、その場で調理。できたての1杯で被災者らの心を温めた。【BuzzFeed Japan / 瀬谷 健介】 ラーメンを提供したのは、台南市に暮らす野崎孝男さん。 台南市の外交顧問で、ラーメン店「Mr.拉麺(ミスター・ラーメン)」を経営している日本人だ。 地震が起きたと知った野崎さんは、台湾人のスタッフと2人で麺やスープ、チャーシューなどの材料を積み込んで現地に向かった。 被害の大きい花蓮市内に着くと、その場でラーメンを作った。 被災地では、生死をわけるとされる「72時間の壁」が刻一刻と近づいていた。消防隊員や看護師ら医療スタッフなどの疲労はピークだった。 そんな彼らが行列