【テヘラン共同】イラン北部ヌールで、けんか相手の男性を殺した罪で公開処刑される直前の死刑囚に被害者の母が歩み寄り、平手打ちして罪を許し、死刑が撤回された。男は今後、禁錮刑に服するという。イランメディアが18日までに伝えた。 死刑囚の男は2007年にけんか相手を殺したとして、死刑判決を受けた。公開処刑が決まり、15日朝、広場で黒い布で目隠しをされ、椅子を使った絞首台に立った。 しかし、被害者の母が集まった群衆に向け、男を許すとスピーチ。絞首台に上がって男の頬を平手打ちすると、夫と共に男の首からロープを外した。