『目を合わせるということ』より:後列左からモモコグミカンパニー、アイナ・ジ・エンド、ハシヤスメ・アツコ、リンリン、前列左からアユニ・D、セントチヒロ・チッチ(Photo by Kenta Sotobayashi) BiSHのモモコグミカンパニーによる初著作『目を合わせるということ』は、BiSHの初ヒストリー本でもある。BiSHは今や「楽器を持たないパンクバンド」の異名を持ち、ライブハウスからアリーナまで、単独ライブから対バン企画まで、楽器を持ったバンド顔負けの熱量とパフォーマンス力で、あらゆる場所で結果を出してきた。その積み重ねが、5月22日に開催される横浜アリーナのワンマン公演につながっていくわけだし、今月28日にリリースされる「PAiNT it BLACK」で聴かれるような音楽的充実度の高さにも反映されていくのだ。 『目を合わせるということ』では、点を線にしてきた彼女たちの歩みが、オリ