死亡事故を受けた記者会見で、頭を下げるシンドラーエレベータ日本法人のフィリップ・ブーエ社長(左)ら=31日夜、東京都千代田区 金沢市のホテルでエレベーターに挟まれ、女性従業員が死亡した事故を受け、製造元のシンドラーエレベータ社(東京)は31日夜、東京都内で会見を開き、フィリップ・ブーエ社長が「大変残念。亡くなられた方やご遺族、関係者の方々に心より哀悼の意を表します」などと頭を下げた。 同社のエレベーターをめぐっては東京都港区で平成18年、高校生が圧死する同様の事故が発生。これを受けて建築基準法施行令が改正され、21年9月28日以降に着工した建物には扉が開いたままの上昇を防ぐ補助ブレーキの取り付けが義務付けられている。 同社によると、ホテルの事故機は法改正以前に設置されたもので、「義務化されておらず(補助ブレーキは)付いていなかった」と説明した。 ただ、同社は高校生圧死事故を教訓に、補助ブレ