国立競技場の片側スタンドの全体像ではこんな感じなんです。 本当は地下構造部分の方がデカイんです。 この杭を全部引きぬけるのか?という問題ですね。 しかも、支持地盤が20m以上深いところだってあったでしょうから、 実際には30~40m打ってあるかもしれません。 杭には大きく二種類あって、柔らかいところに杭でこれ以上沈まないように摩擦抵抗するものと、固いところに突き刺さって支えるものです。 国立競技場の場合の杭はおそらく支持杭というものです。 最近は杭の作り方もいろいろとあって、現場で穴を空けてからそこにコンクリートを流し込んで固めるもの、先端に鉄の羽根がついていてそれがグリグリ自分で潜り込んでいくもの等もあります。 国立競技場の場合はディーゼルハンマーによる打撃工法というものでしょう。 プロレスの技で「パイルドライバー」というものがありますが、この命名の元になっているのが、これです。 パイル