福士千裕さんがtwitterで、僕の漫画のキャラクターが4本指である事を書いていたので、何かと思ったら、こんな研究をしていた。 漫画やイラストでよくある「中指と薬指だけくっついてるスタイル」だ。僕はこれをファミコンのロックマンの絵で小さい頃から慣れ親しんでいたが、その歴史は長い。宗教画や立体造型でも昔から見られ、今に続いている。一般的にはおしゃれな、上品な、そういう感じで使われたりするが、意味は曖昧だし、どう読み取っても差し支えなく、メッセージとしての重要度が低い。 そもそも手は「身振り手振り」というぐらいで、体全体から独立して単独でもコミュニケーションを取れるほどの器官だ。それは指の本数の適度な多さ、そして関節の多さに加え、相手の視界に映りやすい位置にディスプレイできるという事もある。 漫画においても手は口ほどに物を言う。絵で語る事が多い漫画では、現実世界とほぼ同量の手振りが導入さ