高松塚古墳 高松塚古墳 高松塚古墳(たかまつづかこふん)は、奈良県高市郡明日香村(国営飛鳥歴史公園内)に存在する古墳。藤原京期(694年 - 710年)に築造された終末期古墳で、直径23 m(下段)及び18 m(上段)、高さ5mの二段式の円墳である。1972年に極彩色の壁画が発見されたことで一躍注目されるようになった。 墳丘は2009年に築造当初の形状に仮整備され、一般に公開されている[1]。一方、壁画が描かれた石室は、2007年に歴史公園内の修理施設に移され[2]、2020年3月に保存修理が完了した[3]。今後は古墳外に新設される施設で管理される予定である[4]。 高松塚古墳の発掘調査は、1972年3月1日から開始された。発掘の始まったきっかけは、1970年の10月ごろ村人がショウガを貯蔵しようと穴を掘ったところ、穴の奥に古い切石が見つかったことである。地元の人達が明日香村に働きかけ、明