南アフリカワールドカップには失望せざるを得ない。その場限りの勝ち点ばかりに固執するリアリズムが支配し、フットボールの持つべき美しい創造性、進化する戦術、自由な発想に基づく調和を見ることができないからだ。そこで見られるのは、個々の能力を押し殺した機械的な服従であり、相手の良さを徹底的に封じ込めようとするマイナスの意思ばかりだ。われわれはフットボールにこのようなものを求めているのではない。まるで日常の生活や労働、政治のようなものを世界最高峰のピッチで繰り返されたところで、それはよくできた悪夢、アンチ・フットボールでしかないのだ。 ……というような論調があるようだけど(※俺が読めてないだけで、無いかもしれない。無いならないで、木偶相手のなにかなので以下意味ないけど、まあいいや)、よくわかんね。四年に一度しかサッカー見ない俺には、フットボールとアンチ・フットボールどころか、サッカーとフットボールの