かつてこの一帯は湿地帯であり、夏季は蚊が大量発生するなど衛生面で大きな問題となっていた。戦後、この土地を埋め立てる計画が出たところ、競艇の開催地を探していた日本船舶振興会と戦後の復興資金確保に躍起だった尼崎市との間で、競艇場への活用が決められた[5]。掘削し競艇場プールを建設した後、その土を周辺の埋め立てに利用した[6]。1952年(昭和27年)3月に開設認可を得て、同年5月に起工、同年8月末に竣工し、同年9月14日に開業した[7]。 1952年の開業後は、立地条件の良さもあって全国でも有数の売り上げを誇る競艇場となったが、近年はナイターレースを行う他の競艇場に押され、長らく続いてきた2号賞金場の地位を明け渡し、2008年度からは1号賞金となっている[† 2]。基本的に場所が近い住之江競艇場とは開催が被らないよう日程が組まれていたが、2016年に住之江が通年ナイター開催となってからは、同日