http://sanjuro.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/65-cf0d.html のエントリは、エストニアという小国から当時の世界の中心・ロンドンに身一つで渡り、現地の王者が築いた地位をそのままぶん取って栄光と富を作り上げた男が、逆に未知の存在に挑戦されそのリスクを恐れるという、いつの時代にも変わらぬ戦士・武芸者の光景を感じられる。 谷がハッケンシュミットに挑戦、ということ自体は同ブログで以前紹介されていたが、細かい情景を知るとより面白い。 リンク先のジョージ・ハッケンシュミットの写真を見るだけでも、「ロシアのライオン」の筋骨りゅうりゅう仕上げをごろうじろ、な肉体には説得力があるが、今で言えばランバー・ソムデートよりもさらに小さい?体格の谷がそれに挑戦とはなんとも信じがたい、ロマンというものだ。 …タニは1903年11月、初めてハッケンシュミットに挑戦状