3月9日、原発事故4年のタイミングで福島第一原発内を「ヤフーニュース個人」のオーサーの一人として取材した。 福島第一原発内に滞在したのは3時間ほど。その前後も各1時間半ほど東電の人たちと一緒に過ごし、別の日に都内で行なわれた取材説明会も含めると合計で数時間、東電の原発担当者や広報担当者と一緒にいる機会を持った。 テレビ局の記者時代から福島第一原発を見つめてきた人間として久しぶりの福島第一原発取材だった。 個人的に関心があったのは、「東電社員の意識・姿勢・態度」が事故4年経って、「変わったのか」どうかという点だった。福島第一原発を案内してくれる東電の社員たちは、生真面目なほど取材に協力的に案内してくれた。 たとえば、原発内をバスで移動するが、バスに乗るたびに靴の上にビニールの袋をさらに重ねて泥を車内に持ち込まないようにする。記者らが乗り込むたびにビニール袋を履かせてくれる姿は「献身的」と表現