J1第5節は7日に8試合が行われ、浦和レッズは3−1で鹿島アントラーズを下した。試合は序盤から激しい点の取り合いとなった。前半2分に鹿島が興梠慎三のゴールで先制したが、浦和はその1分後にマルシオ・リシャルデス、続けてポポもゴールを決めてすぐさま逆転に成功。後半にも浦和はマルシオ・リシャルデスがこの日2点目を決めて突き放した。 試合後、若手選手の育成法に関して質問が飛んだペトロヴィッチ監督(浦和)は快勝したこともあって、「サッカーの話なら2日でも、3日でも話すよ」と、持論を展開した。 ――日本の若い選手は成長の伸びが遅い。それはボールのないところでサボっているからだと思うのだが、それを直すためにペトロヴィッチ監督が一番大事だと考えるのはどこか? まず、日本のサッカーのなかで問題になるのは、若い選手が1、2試合出て、メディアに載ることで彼らが持っている能力よりも高い評価をされてしまうこと