【衝撃事件の核心】 神奈川県小田原市内を走行中の東海道新幹線で6月30日、ガソリンをかぶった男が焼身自殺し、乗客1人が巻き添え死した放火事件。男は前日にガソリンを購入するなど、「覚悟の行動」だったとみられている。周囲からは「まじめ」と評された男がなぜ多くの乗客がいる車内で自らに火を放ったのか。岩手県から上京、さまざまな職業を転々とした末に、年金受給額に不満を募らせていた境遇に、専門家は「生活苦の果てに絶望し、最後に自らの存在感を世間に示そうとしたのではないか」との見方を示している。(岩崎雅子、小野晋史) 「年金事務所で首でもつろうか」 「生活できない」「年金事務所で首でもつろうか」 焼身自殺した東京都杉並区西荻北の林崎春生容疑者(71)。近隣の住民らによると、林崎容疑者は事件を起こす前、こう話していたという。 「35年間払い続けてきて、2カ月で24万円しかもらえない。家賃、税金、光熱費を払
![演歌歌手、解体業、送迎バス運転手…コツコツ生きた男が最期の“狂気”:イザ!](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b3625abff6286caa687d643e46918d2ece0ffb83/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fprt.iza.ne.jp%2Fkiji%2Fevents%2Fimages%2F150718%2Fevt15071814050010-m1.jpg)