本日、日経一面トップはみなさんご存知の通り。見出し(一番デカイやつ)が目に入った瞬間、のけぞった。ドル防衛体制ががっつり構築され、そのためにG7の金融財政政策が総動員されていく、と思ったからだ。その後、サブ見出しや本文読んで、「のけぞった」体は急速に普通に戻った。それにしても、見出しの付け方は参考になりましよ。 まあ、それはともかく、技術的ポイントは以下の一点ではないかと思った。 「米国が円売り・ドル買いに必要となる円資金を日本が供給する方針を確認した」 この文に出てくる「日本」は具体的にはどの組織を指すのか。米国に機動的に「円」を融通できる組織は日本には一つしかない。財務省も出来ないことはないかもしれないが、まあちょっとやり方には難があるので、やっぱりこの「日本」は日本の中央銀行、すなわち日銀でありましょう。従って、この文は、日米間で通貨スワップ協定の締結方針が確認された、という風に読め