「メガテン」の新たなチャレンジでもある『ソウルハッカーズ2』──どちらのタイトルも1作目が発売されてから長い歴史のあるタイトルです。「テイルズ オブ」シリーズはこれまでに45作品以上が発売され、『ソウルハッカーズ』は1作目からじつに25年の時を経て新作が発売されたということで、それぞれ異なる葛藤・悩み・やり甲斐があるかと思います。そういった、開発者だからこそ抱くテーマをクロストークで語り合っていただくのが今回の座談会の趣旨となります。 平田弥氏(以下、平田氏): たしかに『ソウルハッカーズ』のタイトルとしては25年ぶりではありますが、大きなくくりでいうと『真・女神転生』シリーズ、いわゆる「メガテン」から脈々と引き継いでいるタイトルなので、作っている身としては25年ぶりという感覚はそれほどなかったです。 会社の席のすぐ隣りでは『真・女神転生V』を作っているし、かたや向こうでは別のタイトルが動